基準原点を中心にすべてのオブジェクトを移動する
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基準原点を中心にすべてのオブジェクトを移動 |
ツール>原点 |
図面に基準原点から遠く離れたオブジェクトが含まれていると、シェイドレンダリングモードの問題が生じたり、丸め誤差に起因する計算精度の問題が生じたりすることがあります。基準原点を中心にオブジェクトを配置すると、基準原点からオブジェクトまでの距離が小さくなるため、この問題が解決します。中心を合わせる操作を行うと、図面上のどのオブジェクトの座標も変わらないようにユーザー原点が調整されます。
このコマンドは、座標値は変わらないように見えるものの、図面上のオブジェクトを移動します。コマンドを実行した結果、座標値が変わらないようにするためにユーザー原点が変わります。
ジオリファレンス設定したレイヤを含む図面では、このコマンドを使用しないでください。これらのレイヤ上の形状が移動し、地理座標系に対して誤った位置に配置されます。
基準原点を中心にすべてのオブジェクトを移動するには:
コマンドを選択します。
操作の実行前に、最も基準原点から離れているオブジェクトがどれだけ離れているかを(ファイルの単位で)説明し、そのオブジェクトが操作の実行後に配置される位置を示す警告メッセージが表示されます。はいをクリックして作業を続けます。
アクティブなレイヤがシートレイヤの場合は、一番下のデザインレイヤが一時的にアクティブになり、警告が表示されます。
すべてのデザインレイヤ上のすべてのオブジェクトが移動して、図面全体の中心が基準原点になります。ロックされているオブジェクトも、非表示になっているオブジェクトも移動します。シートレイヤビューポートと登録画面もすべて自動的に調整されます。ユーザー原点も調節されるため、ファイルの座標は変わりません。